フランス料理教室 ラ・ココット

ガーデンパーティー

毎年恒例ガーデンパーティー、今年も４月２６日（木）に開催されました。

生憎の空模様でしたが 美味しいご馳走と楽しいおしゃべりに

皆さん、大満足のご様子・・・

今年は、茗圃の中田　有紀さんをゲストにお招きし

香港の日常やお茶のお話を伺いました。

カラダに良い食を心がけ フレンドリーで ちょっとせっかちな香港の人々

長く香港に在住した中田さんだから話せる素顔の香港・・・

講習の後は、もちろんお楽しみ ご馳走の時間

当日のメニューから少し、御紹介

皆さんに大好評だったローストビーフ 中華風ソース

牛肉焼餅　牛肉・くわい・干ししいたけなどを包んだ中華風のお焼きです。

中華ローストチキンは、五香粉風味　冷めても美味しい一品

マーラーカオは、本格的な点心のお味　　ふわふわです。

 

いっぱい召し上がって頂きたくて 張り切って御用意しました！

美味しいお茶と共に どんどん皆さんのお腹の中に・・・

全部、御紹介できないのが残念です。

“美味しい”の一言が何よりスタッフの励み

来年も頑張ります！　是非、いらして下さいね。

お菓子教室のご案内

毎月第３月曜（原則・変更の場合有）に開催されているお菓子教室。

基本のお菓子とお惣菜を１品（基本の基！）を学習します。

２人１組になっての作業

４月は、シュークリームに挑戦です。

難しいと思われているシュー生地　　実は、あまり失敗しないもの。

卵を入れて練り上げた生地、木べらを持ち上げて

こんなカンジの固さ　　　ひらっと落ちる位がベストです。

最初は　なかなかうまく絞り出せません。

しっかり みっちり練習が お菓子教室のモットー。

スワンの首も上手に 絞り出せるように・・・

カスタードが出来たら 早速シューに詰めていきます。

クリームを絞り出すのは意外に難しいもの

何個も何個も１人ずつ練習してコツをつかんでいきます。

美しいスワンが出来ました。

沢山できたから今日は、お土産もいっぱい　

お惣菜は、春キャベツのロールキャベツ

茹でたキャベツの芯は、こうやって叩いておけば

軟らかく美味しく食べられますよ。

玉葱や人参のスライスを敷いてロールキャベツを

煮込むのが美味しさの秘訣・・・

お菓子作りに興味のある方・お料理１年生にも

嬉しいレッスン内容です。

テーブルマナーや食の文化・歴史など多岐に渡るお話が

毎回、楽しみな教室。どうぞ一度、参加してみて下さいね。

　　　会費　　　卒業生の方は、１０．０００円　　

　　　　　　　　　会員外の方は、１１．０００円　　（７月までの特別会費）

　　　　
　　　　　　　＊　５月は　　１４日（月）に開催いたします。

３月の応用科

４月に入ったものの本格的な春は、まだ少し先・・・

もう少しだけ桜の精を待ちましょう。

それでは ３月の応用科を御紹介します。

プレートは フランス・ディズリエのもの。

エルメスのカトラリーを合わせて コーディネイト。

オードブルは、コールドビーフのサラダ。

牛肉をさっと煮て千切りにし 野菜と和えます。

ラズベリーヴィネガーを効かせたドレッシングが 爽やかさです。

牛肉を煮た煮汁も味を調え トマトを加えて 美味しいスープに変身。

メインのお料理は エッグヴェネディクト。

落とし卵にトースト、野菜を添えて。

ホワイトアスパラガスは、フランスの春の象徴

少し厚めに皮を剥き その皮と共に軟らかめに茹で上げます。

グリーンアスパラは、グリルパンで カリッと焼いて食感の違いを楽しんで。

ソースは、ベアルネーズ

卵黄とヴィネガーなど水分を湯煎にかけて泡立てます。

こんな風に 底が見えてくる位まで 泡立れば 大成功。

 

デザートは２種。

苺のワインジェリー、苺を混ぜたヨーグルトソースをたっぷりと。

クラシックショコラには、ラズベリーを入れてみました。

生地にラズベリーを散らして 焼き上げます。

濃厚なチョコレートとラズベリーの酸味のハーモニーは格別！

ラズベリーの代わりに バナナを使っても美味しいですよ。

 

来月も美味しいメニューに ご期待下さい・・・

 

 

 

知立授業風景

毎回、名古屋教室を御紹介しておりますが

今日は、知立自宅にての授業風景から・・・

名鉄 知立駅近く 閑静な住宅街にある岡本家。

いつも こんなカンジで岡本先生は、お庭のお水まきです。

（腰にぶら下げている蚊取り線香が 自然との闘いの象徴）

名古屋教室応用科は、デモンストレーション中心ですが

知立自宅では、皆さん 実習を楽しんで下さってます。

レシピの説明を受けたら 一緒に実習

楽しいおしゃべりを交えながら みんなで仕上げていきます。

そしてみんなでテーブルを囲み 今日のメニューを頂いて・・・

近況報告や美味しい情報交換など 和気藹々。

一度、自宅教室の方へも参加してみて下さいね。

ソーラーハウスが 本当に気持ちよい 居心地抜群の空間です。

 

 

２月の応用科

まだまだ少し肌寒い日々が続いてますね。

でも時折 優しい春の日差しが なんとなく嬉しくて・・・

 

今日も早速　２月の応用科を御紹介します。

ミモザの図柄が春らしいジアンのプレート

カトラリーはクリストフルのトリアッドを合わせて。

オードブルは、御飯のスープ。

簡単でお野菜が いっぱい摂れます。

ポイントは、鶏肉をさっと湯通ししてから加えること。

細かな手順が 味を左右します。メンドクサイとは思わないで！

メインは、サーモンパイ。レモンのソースを添えて頂きます。

今回は、フィユタージュ（折込パイ）のお勉強

デトランプ（強力粉と薄力粉を練った物）でバターを包み のばします。

４つ折りにして・・・

生地を休ませながら６回繰り返して出来上がり。

パイ生地に炒めた春菊・玉葱・マッシュルームを敷き

サーモン・茹で卵をのせて・・・

網目状に切れ目を入れたパイでフタをして焼き上げます。

お客様のおもてなしにも ぴったりの１品、ご馳走でしょ。

デザートは、色々フルーツのスフレ　大きく焼いて取り分けました。

りんごやバナナ、レーズンやクルミが　よく合います。

 

パイ生地、是非　挑戦してみて下さいね。

生地を休ませながら のんびり作れば 失敗しません。

冷凍ＯＫですから １度覚えれば すごく便利なスグレモノです。

もちろん市販のパイシートを使っても大丈夫です。

余った生地にグラニュー糖や粉チーズをまぶして焼けば

立派なオヤツにもなりますよ。

はい、例えば こんなカンジ　　サクリスタン　　素朴で美味しい・・・

 

また来月も 美味しいメニューをお楽しみに！

 

おもてなし歳時記2月

２月１０日（金）いつも楽しい宗平さんのおもてなし歳時記

今回も志ら玉さんの美味しいお菓子“紅白梅”をまず頂き

お茶を一服・・・　　　お話の始まりです。

２月のお設えは質素に（軽く）

掛け物は、侘びたものがBEST

今日は、ちょっと派手めなんですが・・・

鹿の子紋小袖衣装裂　シックで美しい。

和漢朗詠集の“白”　　雪と梅の漢詩が書いてあります。

表具は、暖色だけど　漢詩の内容は真っ白

その対比が　いとをかし・・・

古銅の花入れを合わせて（金あじのよいのが決め手です）。

３月は、やっぱりお雛様

雛屋 立圃の掛け軸　“笹と雀”

お雛様と雛屋をかけて あえてお雛様は飾らず ひねった嗜好

そして笹とささ（お酒）をかけて小寒い日には お酒を少し・・・と

なんとも粋なおもてなし。

花入れは、官女の姿に見立てた竹　　桃の花に黒百合

生地の板が竹の花入れのお約束

すだれ竹の花入れ　　下方が蒼いのがポイントです。

上は、腐って茶色なんです（折れてしまったよう）

茶色が冬を　蒼が春の訪れを表して・・・

立春の頃に使う立金花をあしらって。

今回のお話に何度も登場した和漢朗詠集

何だか学生の頃に聞いた覚えがあるだけ

でも実は この頃 お嫁入り道具のマストアイテムだったとか。

季節の挨拶や趣に合う詩を うら若き新妻達は参考にしたそうです。

そう聞くと 何だか親しみの出てくる書。

 

毎回毎回　聴く程に はまっていく歳時記なのです。

次回は５月２９日（火）開催です。お楽しみに・・・

 

 

 

 

桃山 焼き物のお話

1月26日、多治見 幸兵衛窯・加藤 亮太郎さんをお招きしての講習会、

桃山 焼き物のお話を伺いました（加藤 卓男さんのお孫さんです）。

歴史は もちろんのこと 作業工程から代表作に至るまで

亮太郎さんのわかりやすい説明に皆さんも聞き入るばかりです。

桃山時代、陶磁市場 最高峰を極めた技法　

あくなき探求を経て現代へ・・・

あらためて美濃焼きの素晴らしさを知る楽しい会となりました。

 

1月の応用科

１月も半ば　大寒を過ぎました。

お正月休みで少しゆっくりめのスタートをきったココットです。

とはいえ やっぱりお正月のお設えから・・・１月の応用科の御紹介

オードブルは、フルーツと野菜のアスピックサラダ

ごろごろと大きめに切った野菜とフルーツ、イカや帆立に

シェリーヴィネガーを効かせたジュレソースをかけて頂きます。

ちょっと前に流行ったポン酢ジュレ・・・ちょうどあんなカンジですが

彩り鮮やかに たっぷりが嬉しい１品です。

メインは、アッシュ・パルマンティエ

アッシュは、潰すという意味

パルマンティエは、じゃがいもを食べることを推奨した薬剤師の名です。

フランスのビストロでは 冬の定番のお料理。

炒めた鶏ミンチ・玉葱、うずら卵、マッシュポテトをココットに詰め

パン粉とチーズをふって オーブンで焼きます。

フランスでも流行っていたカレー粉を少量加えて 今風にアレンジ

じゃがいもコロッケを作るより　うんと簡単で ボリューム大大大！

デザートは　レモンスフレ（冷製）

スフレとありますが ムースをスフレ型に仕上げたものが原型

ガラスの器にオシャレにアレンジして絞り出しました。

レモンの風味が とても爽やか 　ビスキュイを添えて どうぞ・・・

 

ココットは、昨年　４０周年を迎え 忙しい１年を過ごしました。

今年も皆様に楽しんで頂ける催事を多数 企画中です。

どうぞ御参加下さいませ・・・

12月の応用科

2012年、明けまして　おめでとうございます。

今年も皆様に美味しいお料理と楽しいひとときを

お届けできたらと思います。

さて去年の１２月の応用科を御紹介

お皿はクリストフルのリュバンゴールドシリーズ

特別なシーンに登場する大切な宝物　残念ながら

今は、廃盤となってしまいました。

 

今回は、久しぶりにコンソメの登場です。

オマールエビのコンソメ（もちろん伊勢えびやくるまえびでも）

難しそうに思うコンソメですが しっかりポイントを押さえれば大丈夫

ローストしたオマールエビの殻（普通のコンソメの時は入れません）

スライスした野菜・ミンチ・卵白を鍋に入れて良く混ぜます。

チキンストック（又は水）を加えたら火にかけ沸騰するまで混ぜます。

沸騰直前に手を止め 卵白がワァ～と固まってくるのを確認したら

弱火にして４０分程、火を入れます。

シノアとネルで そ～っと漉せば 出来上がり（２番も取れます！）

この美味しいコンソメに オマールエビの身入りの卵豆腐を合わせて・・

今回は、鶏ミンチを使っているので 和風のお料理に使ってもOK

吸い口にした柚子の風味が食欲を誘います。

メインは、きのこのローストビーフ

ミディアムに焼き上げた黒毛和牛に付け合せは

にんにく・じゃがい・きのこをじっくり炒め合わせたもの。

ウスターソースや醤油・バルサミコを加えた簡単ソースを添えたお肉は

ゴハンにも合いますよ。

デザートは、りんごのアイスクリーム　バシュラン

じっくり低温で焼いたメレンゲは、軽くてサクサク　

どれだけでも食べられます！

紅玉リンゴを軽く煮てバニラアイスクリームに混ぜました。

シャンティーと一緒に頂くのが　オススメです。

手間隙かかった分の美味しさは格別・・・

　　　　　今年も いろいろな催事を計画中です　　どうぞお楽しみに・・・　　　　　　　　　

 

 

 

 

 

La Cocotte40周年パーティー（名古屋）

先日お伝えした東京での４０周年パーティーに続き、
名古屋では１２月７日、
La Grande Table de KITAMURAにて催されました。

始まりは大田佳弘氏によるピアノコンサート。
繊細できらめく音色に会場全体が引き込まれます。
リストやショパンなどの作曲家の想いや曲のエピソードなどを交え、
これだけ間近で素敵な演奏を聴く事ができる機会はなかなかありません。
コンサートホールで聴くのとはまた違った
心に響く演奏に、ただ感動するばかり。

アンコールでは
「素敵な花束を頂いたので・・・」と
なんと左手のみで演奏。

”アクリアピンの左手のためのノクターン”
とても左手だけで弾いているとは思えない豊かなメロディに驚き。
「初めて大田さんの演奏を聴いた時、感動してポロポロ涙が止まりませんでした」と
岡本先生がおっしゃっていたように、とてもとても素晴らしいコンサートでした。

素敵なコンサートの後はたくさんの方々からお祝いの言葉を頂きました。
教室を始めて最初の生徒さん、加藤勝代さん。

自宅で教室を始めるきっかけとなったエピソードなど
楽しいお話を伺いました。

同じくお祝いの言葉をいただいた田口邦子さん。
懐かしいお話にあの頃の思い出が蘇ります。

お料理の前はあまり長くないのがいいよね、とお茶目な乾杯の挨拶。
そして皆さんお楽しみ、北村シェフのディナーが始まります。
テーブルに運ばれる美しいお料理に思わずため息。
もちろん味もとても美味しく、大好評でした。

QUEEN ALICEの石鍋裕シェフも駆けつけてくださいました。
あたたかいお祝いの言葉に思わず笑みがこぼれます。

ACT4編集長佐藤真理子さん
ピアニスト大田氏を全面的にサポート。

志ら玉の柴山宗平氏からは締めの挨拶を。
和服姿がとても素敵です。
いつも私たちの中にある「和」の心、大切にしていきたいです。

美しいピアノに美味しい料理、そして素敵な皆様との楽しいお喋り。
まさに至福のひととき。

皆様本当にありがとうございました。
４０周年を迎えることができ、どれだけ感謝の言葉を並べても足りないくらい。
「まだまだ勉強していきたい」と先生の探究心はいっぱい。
これからもLa Cocotteを末永くよろしくお願い致します。